「出雲崎」町並み散歩。
まずは、小高い丘の上から町並みを見てみようということで、
終点「出雲崎車庫」のいくつか手前の
「良寛記念館前」というところでバスを降りることになった。
バスが停留所に泊まると、運転手さんが
「気を付けて、よい旅をっ!」と一声かけてくれ、
お礼を言ってバスを降りた。
しばらく、バスの後姿を見送っていると、
バスは、林の隙間から見える「夏の日本海」へと
吸い込まれるように消えていった。
そして、バスの音が消えたそこには、蝉の音だけが
「ザーッ」と辺り一面に鳴り響いていた。
ようやくたどり着いた。
いよいよ、散歩のはじまりだ。